「Amazon物販は、初心者でも簡単に稼げる」
YouTubeやSNSで、このような情報を見たことはありませんか。
私も会社員として働いていた頃、副収入を得たいと思い、副業としてAmazon物販を始めました。
しかし、実際に挑戦してみると、現実は想像していたものとは大きく違いました。
利益が出る商品を見つけられない。価格競争によって利益が減る。売れない在庫が増え、仕入れ資金にも悩む。
思うような成果を出せない状態が続き、最終的にはAmazon物販から離れることを決断しました。
この記事では、私の実体験をもとに、Amazon物販で失敗した理由と、これから始める方に知っておいてほしい注意点をお伝えします。
私がAmazon物販を始めた理由

私が最初の副業として選んだのは、Amazon物販でした。
以前にYahoo!オークションを利用し、まずまずの売上を出した経験があったからです。
当時の私は、「インターネットで商品を売った経験があるのだから、Amazon物販もできるだろう」と考えていました。
しかし、Yahoo!オークションで自分の持ち物を販売することと、商品を仕入れて継続的に販売することは大きく異なります。
私はその違いを十分に理解しないまま、Amazon物販を始めてしまったのです。
副収入を得るために副業を探していた
当時は、副業に関する動画をYouTubeでよく見ていました。
会社からの給料以外にも収入があれば、生活に少し余裕が生まれるのではないかと考えていたからです。
その中で目に留まったのが、Amazon物販でした。
以前にYahoo!オークションを経験していたこともあり、「今回もその勢いでできるだろう」と思っていたのです。
今振り返ると、リスクや必要な資金を確認せずに始めた、失敗しやすい考え方だったと感じます。
しかし、その頃の私は不安よりも期待の方が大きく、Amazon物販で収入を得られる未来を想像していました。
「初心者でも稼げる」という情報を信じた
私がAmazon物販を始めようとしていた頃、YouTubeでは「初心者でも稼げる」「出品すれば売れる」といった情報をよく見かけました。
それを見て、私は次のように考えたのです。
「以前にYahoo!オークションもやっていたし、自分にもできるのではないか」
本当に簡単に稼げるのかを冷静に考える前に、Amazonの出品者登録を進めていました。
行動力があったとも言えますが、事前の情報収集が足りていなかったのも事実です。
かけるあなたも「自分にもできそうだ」と感じたことはありませんか?
Amazon物販で失敗した3つの理由


Amazon物販で苦労した理由は一つではありませんでした。
利益商品が見つからないこと、価格競争、在庫管理など、初心者だからこそ直面した問題がいくつもあります。
ここでは、私が特に苦労した3つを紹介します。
利益が出る商品を見つけられなかった
Amazon物販を始めたばかりの私は、何を仕入れれば利益が出るのか分かりませんでした。
そのため、店舗に並んでいる商品をツールで一つずつスキャンし、価格や売れ行きを調べていたのです。
私が使用していたのは、プライスターやKeepaなどのツールでした。
商品を調べるには便利でしたが、ツールを使ったからといって、簡単に利益商品が見つかるわけではありません。
さらに、ツール代のほか、Amazonでの出品やFBAの利用にも費用がかかります。
利益が出る商品を見つけられない状態でも経費は発生するため、売上より支出の方が大きくなる時期が続きました。
店舗を何時間歩き回っても、利益商品は見つかりませんでした。
「今日は何も仕入れられなかった。」
そんな日も少なくありませんでした。
利益商品を探すために、実際にどのような店舗を回り、どのような点で苦労したのかについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。


価格競争によって利益が減った
利益が出そうな商品には、自分以外の出品者も集まります。
特に、安く大量に仕入れられる出品者は、販売価格を下げても利益を残せます。
一方、少ない数量しか仕入れられない初心者が同じように値下げをすると、ほとんど利益が残りません。
私も商品を売るために価格を下げましたが、値下げをすればするほど利益は減っていきました。
反対に、利益を確保しようとして価格を高く設定すると、今度は商品が売れません。
価格を下げすぎると利益が出ず、高く設定すると売れない。
私はこの状態から抜け出せず、価格競争の厳しさを実感しました。
売れない在庫だけが増えていった
価格競争に対応できないまま仕入れを続けた結果、売れない在庫が増えていきました。
在庫が増えるにつれて、私の気持ちも焦り始めます。
「このまま在庫だけが増えたら、利益は出ない」
「もっと値段を下げて、薄利でも商品を回転させた方がよいのだろうか」
そのようなことばかり考えていました。
しかし、焦って値下げをしても十分な利益は残りません。
売れないからといって新しい商品を仕入れれば、さらに在庫が増えます。
Amazon物販では、商品を仕入れた時点では利益になりません。実際に商品が売れ、手数料や経費を差し引いたあとに、初めて利益が確定します。
私はその仕組みを理解していたつもりでしたが、実際に在庫を抱えることで、資金が動かない苦しさを知りました。
一番苦労したのは仕入れ資金だった


売上を増やすためには、商品を仕入れなければなりません。
しかし、商品を仕入れるには資金が必要です。
私の場合、利益が少ない状態が続いていたため、仕入れに使えるお金が少なくなっていました。
Amazon物販で最も苦労したのは、この仕入れ資金だったと思います。
店舗仕入れを続ける資金が足りなくなった
私が行っていたのは、店舗に足を運び、商品を探して購入する店舗仕入れです。
商品を仕入れるには、当然ながらレジで代金を支払わなければなりません。
しかし、Amazonでの売上が少なかったり、経費を差し引くと赤字になったりすることもありました。
その結果、次の商品を仕入れるための資金が少なくなっていったのです。
「商品を仕入れなければ販売できない。しかし、仕入れるお金がない」
私はこの状態に悩み、物販を教えてもらっていた人に相談しました。
そこで、予想していなかった答えが返ってきたのです。
クレジットカードでの仕入れを勧められた
相談した相手から言われたのは、次のような内容でした。
「手元に資金がなくても、使えるクレジットカードで、稼ぎたい金額分を仕入れればいいですよ」
その言葉を聞いた瞬間、私は思わず「えっ?」と驚きました。
「手元にお金がないのに仕入れるとは、どういうことだろう」
「クレジットカードで大量に仕入れて、商品が売れなかったらどうするのだろう」
一気に不安が押し寄せ、血の気が引くような感覚になったのを覚えています。
それまでの私は、副業は手元にある資金の範囲で始めるものだと考えていました。
そのため、売れるか分からない商品をクレジットカードで仕入れる方法に、大きな違和感を覚えたのです。
支払いのリスクを考えて撤退した
クレジットカードで商品を仕入れた場合、商品が売れなくても支払日はやってきます。
利益を出せなければ、商品ではなく支払いだけが残る可能性もあります。
「本当に稼げなかったら、クレジットカードの支払いだけが残るのではないか」
私はそのとき初めて、副業には利益だけでなく、大きな損失につながるリスクもあるのだと実感しました。
その一件をきっかけに、Amazon物販から離れることを決めました。
最後の商品をAmazonへ送り、それ以降は新しい仕入れをしていません。
無理に続けるよりも、損失が大きくなる前に辞めることが必要だと判断したのです。
Amazon物販の失敗から学んだこと


Amazon物販では、期待していたような成果を出せませんでした。
しかし、実際に行動したことで、副業を始める前に確認すべきことや、撤退を判断する大切さを学べました。
ここでは、私がAmazon物販の失敗から得た3つの学びを紹介します。
「簡単に稼げる」を鵜呑みにしない
副業やビジネスに関する情報を探していると、「初心者でも簡単に稼げる」といった言葉を目にすることがあります。
しかし、私はAmazon物販を経験し、簡単に利益を出せる副業ではないと実感しました。
利益商品を見つけられなくても、ツール代や手数料は発生します。
商品を仕入れても、価格競争によって利益が減ることもあります。
さらに、商品が売れなければ、在庫と仕入れ代金だけが残ります。
情報を発信している人が実際に稼いでいたとしても、同じ方法で誰もが成果を出せるとは限りません。
「簡単に稼げる」という言葉だけで判断せず、必要な資金やリスクまで確認することが重要です。
自分に合わない副業からは撤退してよい
副業には、Amazon物販だけでなく、Webライター、ブログ、動画編集、アンケートなど、さまざまな種類があります。
興味を持った副業に挑戦することは、決して悪いことではありません。
ただし、始めたからといって、必ず続けなければならないわけでもないのです。
実際にやってみると、自分に向いているかどうかが少しずつ分かります。
仕入れや在庫管理を負担に感じる人もいれば、商品を探す作業を楽しめる人もいるでしょう。
私はAmazon物販を続ける中で、仕入れ資金や在庫のリスクを抱えながら続けることは、自分には合わないと判断しました。
損失が大きくなる前に見切りをつけ、別の副業に挑戦することも一つの選択肢です。
失敗にも次の副業に生かせる価値がある
Amazon物販で思うような結果は出ませんでしたが、行動したからこそ分かったこともあります。
何も始めていなければ、仕入れ資金の重要性や在庫を抱える不安を知ることはできなかったでしょう。
また、「始めた副業を辞めることは失敗ではない」と考えられるようにもなりました。
大きな借金や損失を抱える前に、自分には合わないと気づけたことも、一つの成果だったと思います。
失敗をそのまま終わらせるのではなく、次の副業を選ぶための判断材料に変えることが大切です。
私はAmazon物販の経験を通じて、副業は収益だけでなく、必要な資金や失敗した場合のリスクまで考えて始める必要があると学びました。
Amazon物販を始める前に確認したい3つのこと


Amazon物販は、正しく取り組めば利益を出せる可能性のある副業です。
しかし、商品を仕入れて販売する以上、資金や在庫に関するリスクを避けることはできません。
これからAmazon物販を始める方は、少なくとも次の3つを確認しておく必要があります。
生活費とは別に仕入れ資金を用意できるか
Amazon物販を始める場合は、生活費とは別に仕入れ資金を準備することが大切です。
仕入れた商品がすぐに売れるとは限りません。
売れるまでに時間がかかったり、値下げによって予想より利益が少なくなったりする可能性もあります。
そのような状況で仕入れを続けるために生活費を使うと、日常生活まで苦しくなってしまいます。
クレジットカードを使って仕入れる場合も、支払日までに必ず商品が売れる保証はありません。
まずは、失っても生活に影響が出ない範囲の資金で始める必要があります。
売れない在庫を抱える可能性を理解しているか
Amazon物販では、仕入れた商品が必ず売れるわけではありません。
仕入れたあとに販売価格が下がったり、ライバルが増えたりすることもあります。
また、利益を確保するために価格を高く設定すると、商品が長期間売れない可能性もあるでしょう。
在庫が売れなければ、仕入れに使った資金を回収できません。
さらに、FBAを利用している場合は、商品の保管状況などによって費用が発生する可能性もあります。
商品を仕入れる前に、売れなかった場合の対応まで考えておくことが重要です。
資金管理や在庫管理を続けられるか
Amazon物販では、商品を探して仕入れるだけでなく、売上や利益、手数料、在庫なども管理しなければなりません。
売上が出ていても、仕入れ代金や各種経費を差し引くと、利益がほとんど残っていないこともあります。
そのため、売上だけを見て判断するのではなく、実際に手元へ残った金額を確認する必要があります。
また、店舗を回って商品を探す作業を継続できるかどうかも重要です。
Amazon物販を始める前に、次の点を自分に問いかけてみてください。
- 商品を探す作業を継続できるか
- 売上や経費を細かく管理できるか
- 売れない在庫を抱えても冷静に対応できるか
- 値下げや損切りを受け入れられるか
- 仕入れ資金を生活費と分けて管理できるか
一つでも大きな不安がある場合は、すぐに始めるのではなく、少額から試す方法を検討した方がよいでしょう。
まとめ|利益だけでなくリスクも確認して始めよう


Amazon物販は、誰でも簡単に稼げる副業ではありません。
利益商品を探す知識だけでなく、価格競争への対応、在庫管理、仕入れ資金の準備も必要です。
私はYahoo!オークションの経験と「初心者でも稼げる」という情報から、Amazon物販も自分にできると考えていました。
ところが、実際には利益商品が見つからず、価格競争や在庫の増加にも悩まされたのです。
さらに、仕入れ資金が足りなくなり、クレジットカードでの仕入れを勧められたことで、支払いのリスクに気づきました。
Amazon物販を始めること自体が悪いわけではありません。
大切なのは、利益が出る可能性だけを見るのではなく、商品が売れなかった場合のリスクまで理解したうえで判断することです。
生活費とは別に仕入れ資金を用意できるか。在庫を抱える可能性を受け入れられるか。資金や売上を継続して管理できるか。
始める前に、この3つを確認してみてください。
副業を選ぶときは、稼げる可能性だけでなく、失敗した場合に何が残るのかまで考えることが大切です。



私の失敗経験が、これからAmazon物販や副業に挑戦する方の判断材料になれば幸いです。


補足
Amazon物販では、売上が増えていても、仕入れ代金や手数料を差し引くと利益がほとんど残らないことがあります。
私のように資金管理で悩まないためにも、売上と経費を感覚だけで判断せず、数字で確認できる仕組みを用意しておくことが大切です。クラウド会計ソフトを利用するのも一つの方法でしょう。

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